2010.06.30
オーナー日記 2010年7月号
1914年、発明王のエジソンの実験室が火事になりました。 その火事で67歳になるまで、彼が生涯をかけて作った発明の試作品が ほとんど燃えてなくなりました。 火事の翌朝、エジソンは焼け跡を見ながら、 父親の心中を思って心配している息子に 「災いにはすばらしい価値があるんだ。誤りをすべて燃やしてくれたよ。 ありがたいね。またゼロからスタートできるじゃないか」 と力強く話しました。 その火事から3週間後、彼は世界初の蓄音機を完成させました。 「私は歳だからもう、無理だ」とか「運が悪かった」と思ってあきらめるのは簡単です。 しかし、ピンチのときほど人は試されていると思います。 エジソンは「私の人生は働くことにある」と話していましたが最期まであきらめずに自分の生き方を貫くことが大切ですね。 |
中 山和義(なかやま かずよし)
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