2021.10.25

外反母趾に良い靴、悪い靴

こんにちは、テニサポ仙川店の清水です。

性別に関係なく、外反母趾に悩まれているお客様が近頃多く見られます。

外反母趾を持っていると、シューズ選びに苦労しますよね~。

そこで今回は、外反母趾の方がどのようなお靴を選べばいいのか、

またどのような靴を選んではいけないのかについて書いていきます。

 

そもそも外反母趾というのは、指の付け根あたりの関節が横に広がり、

特に親指の関節が内側に付き出てしまう病気です。

このような足の特性上、足の前側と後ろ側でウィズが大きく変わってしまい、

靴選びがとても難しくなります。

 

さて今のお話を踏まえたうえで、今から写真でお見せする靴のどれがNGなのかを

見極めていただきたいと思います。

 

 

正解は、一番右端のプリンスがNGでそれ以外はOKといった感じです。

 

理由を解説していきます。

先ほど外反母趾は、足の前部だけ広くなってしまうと申しあげましたが、

要はその足に近い形のものを選べばいいわけです。

ポイントは、

“前が広くて後ろは狭い”

今回例に挙げたラコステ、ソニケージ、パワークッションチームワイドは、

その形に近く、とくにラコステとソニケージはその性質が強いです。

 

 

 

 

そもそも人間の足は前部が広く後部が小さく出来ているので、

外反母趾ではない方でもフィットしやすいです。

 

 

反対にこのように前から後ろまで広いものは、

外反母趾の部分は良くてもかかとがぶかぶかになってしまうため、

フィット感を得られにくくなります。

他にもこのシューズがよろしくない点があります。

それはこのようにアッパーの素材が硬いことです。

 

 

外反母趾はひどくなるとどれだけサイズを上げても、

出っ張った骨の部分が当たってしまうことが多いです。

そこで当たっても痛くないような柔らかいアッパーが必須になるのです。

ラコステとワイドライトのアッパーを見比べてみましょう。

 

 

こちらはアッパーがメッシュなので、明らかに当たりが柔らかいです。

 

長くなりましたが要点をまとめますと、

・前“だけ”広いシューズ

・柔らかいアッパー

 

これが必須の条件になります。

 

その見極めをするのは知識と経験が必要なため、

お客様ご自身で探されるのはそれなりに大変だと思います。

 

ご来店いただけましたら、スタッフが丁寧にお選び致します。

外反母趾でお困りの方は、是非ともお待ちしております!!