2013.07.23

審判や相手のミスジャッジ(テニスメンタル強化書より)

こんにちは、仙川店 鈴木です

前回は試合での『試合の主導権を取るには』をご紹介致しました。

今回は、私のオススメの1冊『これでゲームに強くなる! テニスメンタル強化書』から、『審判や相手のミスジャッジ』をご紹介したいと思います。

一般の人が参加する試合の多くは、審判がつかずお互いがボールのイン、アウトの判定をするセルフジャッジで行われます。

セルフジャッジではボールに近い方の選手が、瞬時に判断しなければなりません。

お互いフェアなプレーヤーなら問題が起きませんが、大切なポイントでモメてしまう選手もよくいます。

自分が明らかに決まった!と思ったボールをアウトと判定されたら、感情が高ぶり、冷静さを失ってしまうのは仕方がありません。すぐに気持ちを切り替えられれば問題ありません。

しかし大半の人は引きずってしまい、その後のミスが増えてしまいます。

ここで少し話がそれますが、私(鈴木)は2012年の全日本テニス選手権の決勝のラインズマンをやった経験があります。

全日本の本戦に勝ち上がる選手でも、このようなジャッチの後、プレーに集中出来ず、逆転負けする選手も珍しくありません。全日本の決勝まで勝ち上がる選手たちは、ある共通した行動をとり気持ちを切り替えています。

それがこの本にも書いてある『まず確認する事』です。

確認するには、堂々とした態度で『私は入っていると思いました。どこにボールが落ちましたか?』と聞いてみればいいのです。

相手が落ちた場所を示したら、『私はここだと思いましたが違っていたんですね。すいませんでした』と笑顔で謝ってしまえばいいのです。

このようにあなたの言いたいことをしっかりと相手に伝えることが大切で、その後のプレーに影響はないでしょう。

相手が故意にアウトの判定をしていたら、相手としてはアウトにしたのに謝らせた負い目が残るので、精神的にあなたが優位に立つことができます。

逆にあなたのジャッジにクレームをつけられた場合、自信をもって大きな声でジャッジしましょう。

声も小さく自信なく『今のはアウトだと思います、、、』と言われたら誰でも『違うだろ、しっかり見てくれ!』と言いたくなります。自信をもってジャッジすれば相手が判定に疑問をもつことは無いでしょう。

2012年全日本男子優勝の杉田祐一選手、準優勝の伊藤竜馬選手、2012年楽天オープン優勝の錦織圭選手は、ジャッジ後の気持ちの切り替えがとても早く、ジャッジにまったく抗議せず気持ちを切り替えていて、日本の上位選手はスポーツマンシップがとてもしっかりしていると感じました。

三週にわたり、『これでゲームに強くなる! テニスメンタル強化書』の内容を少し紹介してまいりました、

今回紹介出来なかったとても良い内容が、まだまだ沢山載っていますので、皆様是非一度目を通してみて下さい。

▼今回紹介の書籍「テニスメンタル強化書」▼

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