2018.02.14
スタッフ清水使用ラケット紹介!! プリンス TOUR PRO 100T XR
こんにちは、仙川店スタッフの清水です。今回は私が愛用するラケットの紹介をしたいと思います。
前回はバーン100 TEAMについて書きましたが、今回はプリンスのTOUR PRO 100T XRについて紹介します。このラケットは2015年に発売された準ツアースペックモデルです。
スペックは以下のようになります。
フェイス 100インチ
重さ 290グラム
バランス 325mm (若干トップ寄りの重心)
パターン 16×18
準ツアースペックとは?
「ピュアドライブなどの黄金スペック程は飛ばないが、上級者向きの薄いラケットよりは飛ぶ」という範囲のラケットです。簡単に言うとそこそこ飛ぶようなラケットの部類です。なので、ある程度テニスができて、黄金スペックのラケットでは飛びすぎてしまう方にオススメのスペックです。同じようなラケットとして、ウィルソンのブレード、ヘッドのラジカルやスピードなどがあげられます。どれもフレームがやや薄く、少ししなりがあるのが特徴です。
新しく使用された素材!!
ツアープロ100T XRは、プリンスのラケットで初めてテキストリームという新しい素材が採用された世代です。したがってこのラケットの特徴は、テキストリームカーボンの性質がよく出たものになっています。
他のラケットとの違いは?
通常のカーボン繊維は丸形状で、重ねた時に繊維どうしの間に隙間ができてしまい、その隙間を埋めるのに多くの樹脂を必要とします。対してテキストリームカーボンは、繊維がシート状になっており、重ねた時に隙間ができづらく、より少ない樹脂で済みます。つまり、樹脂が少ない分軽くできるので、同じ重さでもより強度を上げることが出来ます。
このラケットの良さは?
そして今回のツアープロは、薄くて軽いモデルなので、テキストリームの軽いけど強いという性質がより生かされるモデルです。まず軽くて薄いので、とても振りやすいです。通常そのようなラケットはパワーが少なくて飛ばしにくいのですが、ラケットの剛性が高いため良く飛んでくれます。そして想像以上に打ち負けないです。
フレーム自体はボックス形状に近いため、打球感は柔らかくて、少し喰い付きがあります。そしてプリンス最大の特徴、それは
音が良い!音が良い!音が良い!
です(笑) 前からプリンスは高くて気持ち良い音が特徴でしたが、素材が新しくなってから更に音が良くなった気がします。これもテキストリームカーボンによる反応の良さが表れています。
このラケットのおすすめの人は?
プレイヤーは、ある程度ラケットを振れる方で、黄金スペックでは飛びすぎてしまい、ちょっと重いな、という方です。また、スイング的にはグリグリのスピンではなく、少し厚く当てるようなナチュラルスピンの方が、このラケットの推進力が生かされると思います。
程よい飛びと振り抜き、そして打球感の良さ。この使いやすさこそが、私がこのラケットを愛用する決め手になっています。
紹介は以上になります。最後まで読んでいただきありがとうございます。